今日、自転車で走っていると前方に二つ折りの紙幣が落ちてた。
「おっ!千円札かな?」と思いながら近づいて見てみると、
どうも色が一万円札っぽい!
更に近づくと紙幣の端の『10000』という数字が見えた!
「ぐはっ!!一万円札!!!」
急に心臓がドキドキと高鳴る。
とっさに「ひょっとしたらドッキリかもしれない」と思い、
とりあえず一旦現場をスルーして、ちょっと先から周りを見渡す。
誰もいない。
「よし!」と意を決して現場に戻り、紙幣を拾い上げて猛スピードで自転車を走らせる。

…追っ手はこない。
「ここまで来れば大丈夫か。」
紙幣を開いてみると、『玩具銀行』と書いてあった…。
無駄にリアルなおもちゃの紙幣。
泣いた。